アメリカで一番休みなのか休みじゃないのかわからない祝日がきた

もう早いもので10月も中盤に差し掛かっているわけですが、ここアメリカでは10月の第2月曜に「Columbus Day(コロンブスの日)」がやって来ます。アメリカ大陸の第一発見者として知られるコロンブスですが、今回はその前提を揺るがすかのように新たに浮上した説を交えながら、Columbus Dayについて解説していきます。

We’re not familiar with Columbus Day, though we learn Christpher Columbus in history class. I got interested in the article about who discovered America.

 

世界的な偉人コロンブス、アメリカへの影響力

 

誰しもが学生時代に歴史の授業で学んだかと思いますが、Christpher Columbus(コロンブス)は初めてアメリカ大陸を発見したとされており、Columbus Dayはそんなコロンブスの新大陸への到達を祝う日です。

 

日本人である私たちにとっては、大航海時代と言えば他にバスコ・ダ・ガマやマルコ・ポーロなど様々な偉人が登場するので、そのあたりの分野の内の一人という認識が強いかもしれませんが(私だけかもしれませんが)、アメリカでは現地という事もありコロンブスに関する歴史への意識は日本よりも強いように思います。

 

とは言え、地域によってはイタリア料理や音楽、カラフルな衣装に身を包むなどして祝う方もいるようですが、たいていはこの日に特別何かするというわけでもなく、各地でパレードが行われたり祝日で学校が休みになったりするだけのようです。

 

また、オレゴンなど州によっては祝わないところもあるそうです。

 

 

私の周りも特に何かあるわけでもなかったので大した写真が撮れませんでしたので、スタバでMac片手に得意げな私の写真を載せておきます。

 

ただ本当に存在感のない休日のようで、私の知り合いの方が印刷のデータを業者に入稿しようとするのですが、「全く連絡がつかない」と慌てるくらいでした。

 

それくらい普通に忘れ去られてしまう休日なので、当日休日だと知ると少しお得な気分になれるかもしれません。

 

歴史的な記念日より大事なもの、それは三連休増やすことだった!

 

このColumbus Day自体がアメリカで公式に祝祭日となったのは1937年ですが、コロンブスのアメリカ大陸への到達に関しては植民地時代より人々の間で祝われていたようで、1792年にはイタリア系やカトリックのグループを主導にニューヨークで300周年を記念する式典が行われたそうです。

 

また、その100年後の1892年に開催された400周年記念イベントでは、教師や伝道師などが愛国心の思想を説いていたようです。

 

その後1905年にコロラド州で初めて祝日として認められ、カトリック組織による熱心なロビー活動を受けて、フランクリン・ルーズベルト大統領がアメリカ全土における公の祝日とする事を公言しました。

 

ちなみに、以前はコロンブスが到達したとされる10月2日に固定された祝日でしたが、1970年より三連休を増やす為の法令「Uniform Monday Holiday Act」に従って、この10月の第2月曜という日付へ移行されたそうです。

 

実はコロンブスじゃない!?真のアメリカ第一発見者は?

 

そのように世界的に名の知れたコロンブスですが、アメリカ大陸の第一発見者に関しての研究には様々な説が出ています。

 

決定的な確証があるものは少ないものの、研究者の間では6世紀にはアイルランドの修道士、10世紀にはスカンジナビア半島からの海賊、15世紀には中国が大陸に到達していたのではないか、また同時代には何らかの形でアフリカとの接触があったのではないかとも考察されているようです。

 

特に海賊の件は最も有力で、残された記録で見つかった「vinland」がアメリカ大陸であったのではないかとされています。

 

発見の定義をどこに置くかにはなるかと思いますが、コロンブスが第一発見者ではなかったとしても、彼がきっかけとなって時代が動いたことは確かですので、時代の転換期に立った人物としてやはり歴史的に極めて重要な存在であった事は揺るぎない事実でしょう。

 

発見の栄光よりも優先すべきは原住民への敬意

 

そんなColumbus Dayですが、実は祝う事自体を反対する声が多いのも事実です。それと言うのも、コロンブスの到達により新大陸への開拓が始まったと同時に原住民が大量に殺害され、さらに現地の文化が破壊された凄惨な歴史も伴っているからです。

 

こうした歴史的背景をおざなりにして、コロンブスの到達の栄光ばかりを称える事に疑問を呈し、いくつかの州やカリフォルニア州でも一部の地域ではこの日を「Columbus Day」ではなく「Indigenous People’s Day(原住民の日)」と呼び、アメリカの先住民の方々の文化を語り継ぐ日としているようです。

 

あまり日本人には縁遠く感じてしまうかもしれませんが、世界の歴史が動いた非常に重要な日である事は確かですので、この日はぜひ大航海時代の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみにトップの写真は全くコロンブスデーに関係ありません。家の近所で見かけた車です。コロンブスは卵を潰して立てたらしいですが、この車はそれ以上の潰れっぷりです。

 

一体どんなシチュエーションでこうなったのでしょう?気になります。

 

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