先日の華々しい封切りより少し遅ればせながら、ついに「Pirates of the Caribbean(パイレーツオブカリビアン)」シリーズ最新作を私のお気に入りの映画館の一つであるEl Capitan Theatreで鑑賞させていただいたのですが、純粋に映画の本編を楽しめたばかりか、それに付随して嬉しい特典の数々を享受する事ができたので、今回はそんな貴重な体験をご紹介いたします。
I finally watched the latest film of Pirates of the Caribbean series “Dead man tell no tales” at El Capitan Theatre. I could not only enjoy the movie itself but also experience various perks there.
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映画を超えた感動がここに!「El Capitan Theatre」
先日の記事でもご紹介しましたが、ファン待望の最新作パイレーツオブカリビア-最後の海賊-が日本より一足先に一般公開され、それに先立ってハリウッドでは豪華なプレミアイベントが催されました。
参照:ハリウッド一面が海に!新作パイレーツオブカリビアンのハリウッドプレミアが凄い
会場を青一色に染め上げたターコイズブルーのカーペットは大きな話題となりました。しかし、公開後も間曲の心を楽しめさえることを忘れてはいません。
場所にもよりますが、ロサンゼルスの有数の映画館は最新鋭の映写技術とスクリーンでもって迫力ある映像を提供するだけでなく、ありとあらゆる手段で観客を楽しませようと力を尽くしているのです。
その内の一つがこちら、ディズニー映画でお馴染みのEl Capitan Theatre(エルキャピタンシアター)です!
このエルキャピタンシアターはこのブログで再三に渡って言及されていますので、毎回読んでくださっている方はまたかと思われているかと思いますが、こちらの劇場はいつも実に独特な手法で観客をもてなしてくれて、今回も例外ではなく度肝を抜かれましたので、ぜひここはご紹介させていただけたらなと思います。
参照:アメリカの本場でスターウォーズを観たら凄いことになった
こちらの劇場ですが、全席指定席になってておりますので、ご利用の際は公式ウェブサイトから事前にチケットを入手された方が良いかもしれません。当日にチケット窓口で購入する事もできるのですが、どうせなら座席を指定できた方が良いですし、特に観光客の方など英語に自信がない方は土壇場で慌てなくて済みます。
景色の良い二階席も、迫力を楽しむ一階席も素晴らしい
そして肝心の座席ですが、こちらはスクリーン前に広がる「Orchestra(オーケストラ)」と階段を上ってから劇場内へと入る「Balchony(バルコニー)」の二層構造になっています。
やはりオススメは全体が広く見渡せる上のバルコニー席(Upper Balchony)を選択される事をお勧めします。
ディズニーランドのアトラクションを思わせるような荘厳な装飾が施された場内は幻想的な雰囲気が漂っており、見晴らしの良い位置からその光景を見下してみると、本当にロマンチックで溜め息が漏れます。
そんな上質な気分を存分に味わえるスポットで映画を大迫力で観られたならば、その感動はこの上ないものとなる事は間違いありません。
ただ、こちらの劇場では公開が開始されたばかりの新作を上映する際、しばしば本編に先立って前座的なパフォーマンスショーが開催されるのですが、それを間近で楽しみたい方は、よりスクリーンに近いオーケストラ席の方が最適でしょう。
こちらは昨年の夏に公開された「ファインディングドリー」上映の際に開かれたバブルショーですが、オーケストラ席で見るショーはまた違う楽しみでありました。お子さん連れの方にはオーケストラ席が人気なようですね。
このようなショーは映画のオープンウィークなど限定されて行われることが多いですが、そうでなくても上映の際にはこんな素敵なパイプオルガンショーがありますよ!
そんなわけで、私は今回アッパーバルコニーの一列目、中央の座席で鑑賞してまいりました。この動画から会場の雰囲気がだいたいわかりますが、この空間は本当に荘厳です。
本作は最新鋭のシステムが駆使された3D上映ですので、入り口付近で専用メガネを配布していました。日本ではチケットと別料金で3Dメガネの購入を迫られる事がほとんどですが、こちらの劇場ではその都度貸し出してくれます。
確かに購入すれば次回また再利用できるとは言え、なんだかんだであのメガネは持ち運ぶと結構かさばりますから、私にとってはこのように劇場で必要に応じて手渡してくれる方が好ましいです。
手渡す直前まで係員の方が熱心にレンズを磨いてくれたにもかかわらず、受け取ってすぐさまレンズにうっかり指紋をつけてしまった私は、本当におっちょこちょいだなと反省しました。
気になるあの宝箱の中身は?実際に持って行ってみました
そして気になる例の宝箱ですが、ついにその中身の獲得に成功いたしました!何の話やらという方はぜひ前回の記事を先にお読みください。試行錯誤を繰り返しながらようやく組み立てたあの空の宝箱が、ついにその真の姿を露わとするわけです。
こちらの宝箱はディズニーから送られてきた招待状を組み立てると完成する紙製の宝箱なのですが、これをこの劇場に持っていくと何かお宝を入れてくれるとのことで、大人な私ですが好奇心が抑えきれずに頂いてまいりました。
果たして、その財宝の正体は何だったのか…!?
それがこちら!
なんと古めかしいデザインのコイン!しかも、ありがたい事に計6枚もいただいてしまいました。
素材は金属でしょうか。非常に重厚感があってお洒落なデザインをしており、さらにぶつかり合った時に鳴り響く音がやたらリアルなのです。
ただの来場者向けの景品とは到底思えないような凝った仕上がりでした。こんな素敵なものがいただけるとは、本当に苦労して製作した甲斐がありました。表向きは平静さを保っていましたが、良い年の大人ながら心の内ではっきりと興奮が渦巻くのを感じていました。
ちなみに、このコインを隣接しているチョコレート専門店へ持参すると、たったの1ドルで豪華なチョコレートアイスクリームが食べれるそうです。実に魅力的な特典でしたが、おやつを食べるには微妙な時間帯だったのとせっかく入手した記念コインを失いたくなかったので、ここは自粛しました。
ジャック船長がお出迎え!でも、どこか微妙?…
そうしてコインの投入された宝箱をたいそう大事そうに握りしめながら、ほくほくした気分でロビーをうろついていると突如ジャック・スパロウ船長が出現しました!
そして軽やかに私の宝箱をかすめ取ったかと思えば、ささっと樽の後ろに隠したのです!なんて手癖の悪い海賊でしょう!返してもらうには一緒に写真を撮影しなければならない様子だったので、ここは素直に要求に応じました。
それにしてもばっちりメイクは施してあるものの、あまり似ていない気がします。でも夢を壊さない程度に雰囲気は出ていました。
外のハリウッド通りにもよくジャック船長のコスプレをした方がいますが、こちらはディズニー公認ですので、誰がなんと言おうとジャック船長なんです。
写真撮影後は割とあっさり宝箱を引き渡してくれました。ありがとう、ジャックさん。そして、お口直しと言わんばかりに劇場前にはレゴで出来たほぼ等身大のジャック船長がお出迎えしてくれましたよ。
鑑賞後も興奮は終わらない!ファン必見の実際の衣装に小道具の展示
そして上映が終了し、興奮が冷めやらぬ中で階段を下っていくと、さらに下の階層へ次々に観客が吸い込まれていくのが見えました。これは何かあるに違いないと感づいた私はひっそりとその後を付けていきました。
すると、なんとそこには実際に撮影で使用された小道具や衣装、ミニチュア模型が飾られているではありませんか!
映画を見終わった後の余韻に浸りつつ、こうした貴重な展示を拝む事ができるなんて、もはやこの劇場は最高としか言いようがありません。
こちらは上映前にも見る事ができますが、流石にそれぞれの展示品が何の役割を果たしてどのように登場したのかがわからない状態で見るよりかは、本編を楽しんだ後に訪れた方がよりその魅力を存分に堪能できるかと思います。
こんな至れり尽くせりな映画館に気になるお値段は…
そして、こんなに充実した時間を過ごしたわけですが、今回のチケット価格はなんと一人あたり18ドルでした!3Dにもかかわらずこの値段は、かなりお得だと言えるのではないでしょうか。
満足し切ったところで正面玄関ではなく、隣接のチョコレート店へつながる出口を通って劇場を後にします。それと言うのも入り口で試食のチョコレートがもらえるからです。本日はキャラメル味でした。
気になる映画自体の感想ですが、事前にレビュー際の評判がよくないものが目立ったので少し不安でしたが、その心配は全く不要でした。今回、初めてパイレーツオブカリビアンを観る方と一緒に行ったのですが、かなり楽しんでいました。
私は一作目から必ず劇場で観るにはファンなのですが、目まぐるしく展開する物語には終始興奮が抑えきれませんでした。このシリーズのファンの方にはたまらないシーンもいくつかあったので、本当にお勧めです。
戦闘シーンを始めとして目が離せなくなるような緊張感の走るシーンが多い為、前作を観た事がないという方でも存分に楽しめると思いますが、できれば事前に予備知識があった方がより充実した鑑賞ができるかと思います。
私が見たレビューは単に期待の表れだったように思います。5作目ですから、ハードルももちろん上がってきますよね。
日本での上映開始もあと三週間を切りましたね!来月はぜひ劇場まで足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
ジャパンプレミアは6月20日に東京で行われるようなので、こちらも楽しみですね。