周囲の景色も一変!桁違いに大規模なカリフォルニアの山火事

日本で火災と言うと住宅における災難を思い浮かべる方が多いかと思われますが、こちらカリフォルニア州で幅を利かせている火災は、その乾燥した気候ゆえに驚くほど頻繁に発生する「Wildfire(山火事)」で、つい先日も近隣のバーバンクで大規模な山火事が巻き起こり大変な騒ぎとなりました。今回は住宅火災とはだいぶ異なるカリフォルニアのWildfireについて解説してまいります。

We aren’t familiar with wildfire in Japan because of the humid climate, so I really got surprised at wildfire when I saw it for the first time. Then, I got interested in how wildfire starts and spreads.

 

立ち込めた暗雲、一気に焼き尽くされた山々

 

先日の事になりますが、いつものごとくお気に入りのスタバへ朝ご飯を食べに行こうと家を出た瞬間、ぎょっとしてしまいました。なんと空がまるで天変地異でも起きたかのごとく奇妙な色をしていたのです。

 

 

早朝なのに、まるで夕焼けのよう。曇り空として片づけてしまうにはあまりに特異な空模様に、一時はこの世の終わりがやって来てしまったのではないかという不安が私の心を過りましたが、辺りを見回している内にすぐさま謎は解けました。

 

遠くに見える山々より黒ずんだ煙がもくもくと立ちのぼり、空一面に巨大な暗雲が形成されているその有り様は、山火事を決定づけるには十分すぎるほどの光景でした。

 

 

ニュース記事によればどうやらその山火事は夕方過ぎに発生しましたが、大勢の消防士が丸二日にもわたって(執筆現在)、500人以上もの消防士の方々が消火活動に当たっているにもかかわらず未だ燃え続けているそうで、もはや歴史的な規模に及ぶ山火事だったようです。

 

渡米してから何度か山火事を目撃していますが、この規模の、そしてここまで近所での山火事体験は初めてでした。

 

「La Tuna Canyon(Tunaはスペイン語でサボテンの一種)」という山で発生した事から「La Tuna Fire」と名付けられたその火災は、火が実際に燃えている箇所は全体の10%ほどであったものの、5000エーカー(約20平方km)もの広大な土地を焼き尽くしたとの事でした。これはLA City(ロサンゼルス市)の歴史の中でもなんと最大規模に及ぶそうです。

 

年間8,000!?山火事大都市カリフォルニア

 

もちろんこれほど大規模な山火事ですので、近隣住民には早くから警報が発令され、執筆現在で700人以上もの方が避難されています。また、付近を走るFreeway(無料高速道路)も閉鎖されました。

 

 

少し離れた山の麓に大きなショッピングモールがあるのですが、そこにも煙が立ち込めて他ことを考えるとそのすぐ真横に住宅が立ち並んでいる光景は何ともぞっとします。実際に既に3件の家が山火事の魔の手にかかってしまったようです。

 

今回に限らずいつも感じている事ですが、あんな自然災害の危険性の高い山中に家を建てる人々の気が知れません。日本とは異なりこちらは雨がほとんど降らないので、凄惨な土砂崩れの被害に見舞われる可能性は低いかもしれませんが、それにしてもこうした山火事のリスクも大いに考えられますので、大変勇気ある行為だなと思わざるを得ません。

 

湿潤気候の日本ではなかなか珍しい山火事ですが、アメリカでは割と日常的な災害で、特にここカリフォルニア州は発生規模においても件数においても、アメリカ全州の中で一二を争うほど発生頻度が高いのが現状です。この極度に乾燥した気候がその発生を促しているのか、山火事における火災の数は例年8,000前後にも及びます。

 

実は人類が大きな原因!消火が厄介な山火事

 

では山火事はどのようにして起こるのかというと、なんと驚く事にその原因の84%は人為的なものなのだそうです。意図的な放火に加え、キャンプなどの後の火の不始末などもこれに含まれます。

 

 

また、その他に挙げられるものとしては、雷や太陽の熱によって誘発される場合や自然発火現象などがあります。今回の原因はまだ解明されていないようですが、ここのところ気温が異常に高く茹だるような暑さであった事もその一因として十分に考えられるかと思います。

 

特にこの山火事が起きる前は、最高気温が40℃に届きそうなくらいで、外部にいるだけで窒息しそうなくらいでした。この暑さがさらに乾き切った大地からさらに潤いを奪ったのでしょう。

 

山で発生した火災の場合、木々が産出する酸素に加え燃やすものがあふれていますから、範囲が急速に広がるのに必要な材料が揃っており、消火活動は困難を極めます。

 

特に今回は極端な湿度の低さや強風も相まって、上空から水を撒くという大々的な手法で臨んでいるにもかかわらず、火の勢いがなかなか弱まらなかったようです。

 

降りしきる灰に赤く染まる空、巨大な脅威

 

山火事の影響は非常に甚大で、割かし離れた地域にいてもそこから放たれる淀んだ煙をはっきりと視認できます。

 

さらに空が少し赤っぽくなったり、実際に地面や路上の車に灰がぱらぱらと降り積もっていたりとあたかも火山が噴火した麓にいるかのような景色になります。

 

ちなみに空が赤くなるのは、空気中に舞い上がった灰や煙によって日光の赤色以外の要素が遮られた結果だそうです。

 

日本ではなかなか見られないような珍しい風景ではありますが、美しいとはとても言い難い雰囲気ですので、できれば山火事は起きて欲しくないものです。

 

 

今現在で二人の消防士の方が負傷されてしまったようで、本当に胸が痛みます。上空では燃え盛る炎にヘリコプターが懸命に水まきを行っていました。一刻も早く沈下して欲しいものです。

 

これからの季節は日本も乾燥してきて、火災の危険性が増すかと思いますので、皆さんも火のもとにはくれぐれもお気をつけください。またキャンプなどを楽しまれた後はぜひ火の後始末をしっかりとなされてくださいね。

 

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