前作から早くも一年が経過し、ついにスターウォーズシリーズの最新作が公開開始となりました。ここ二年に渡ってずっと一昨年に公開されたエピソード7の続きが気になっていた私は、居ても立ってもいられず早速ハリウッドまで鑑賞しに行ってまいりました。
I went to see Star Wars: The Last Jedi because I’d been looking forward to it since Episode 7 was released two years ago. It was really amazing.
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待望の新作、しかしまさかの早朝鑑賞
一昨年から二年に渡って辛抱強く待ち続けた甲斐もあり、ついにシリーズ最新作でエピソード8となる「スターウォーズ/最後のジェダイ」の公開が昨日より始まりました。
2015年に公開されたエピソード7に始まり、今や年末の恒例行事ともなったスターウォーズの最新作公開は、もはや一種のお祭り騒ぎといった感じでしょうか。
スターウォーズの広告を盛んに目にするようになる度に、今年ももう終わりなのだなとしみじみ感じさせられます。
まあそれはさておき、今回も昨年に引き続きまして、ディズニー映画のお膝下とも言える「El Capitan Theatre」で鑑賞してまいりました。なおネタバレはありませんので、ご安心ください。
今回もまたいつものごとく事前にオンラインでのチケット購入を試みたですが、ここで予期せぬ事態に見舞われました。なんと初公開となる木曜のレイトショーの回は早い段階で売り切れてしまったようで、既に完売となっていたのです。
しかしそうは言えども、どうしても早めに観に行きたかった私は意を決して、早朝の5:45に上映される回を選択しました。この一つ前に深夜1:30くらいからの回もあったのですが、そう考えるとこの劇場は休むことなく一日中稼働していることになります。
こんな時間に上映するなんて通常の映画ではあまり類を見ない事なので、やはりアメリカでのスターウォーズの存在はただならないのだなと改めて実感しました。
「あなたはジェダイ?」試される資格
前日の夜に小学生並みの早い時間帯に床についた私は、興奮していた事もあってか当日の朝は予定通り4時きっかりに起床する事ができました。
その後自宅を出て5時過ぎに映画館のあるハリウッドまで到着したのですが、まだ冬という事で辺りは結構暗かったのと、またこの日はちょうどクリスマスパレードが行われるという事もあり、目の前のハリウッド通りで交通規制が行われ始めていたところだったので、人通りはほとんどありませんでした。
前回の時は映画館の内部へ入場するまでに長蛇の列ができており、木枯らしが吹き荒れる中を会場外で長時間待つなどだいぶ苦労しましたが、今回は既に入り口が開放されているところへすんなり入る事ができました。
簡単な手荷物検査を済ませて中へ進むと、前回と同様に白い鎧に身を包んだストームトルーパーさんたちが待ち構えていて、一緒に記念撮影をさせていただきました。
早起きしたからなのかテンションが若干低めな気がしましたが、頑張ってカメラ目線を決めてくれました。ありがとうございます。
前回もご紹介した通りこの劇場は全席指定席なだけでなく、劇場内へ入ると係員の方が席までエスコートしてくれます。
今回も早朝にもかかわらずとても愛想の良く対応してくれたお兄さんが席まで案内してくれたのですが、座席に到着するや否や、急に「君はジェダイ?それともシス?」と尋ねてきました。
突然の事だったので一瞬固まってしまいましたが、ふと自分の人生を顧みて私はこれまで悪の道に足を踏み入れた覚えは一切なかったので、おそるおそる「ジェダイです」と答えると、なんとこんな素敵な缶バッジをくれました!
こんな年増になっても粗品をもらえるんなて、いやはや嬉しいものです!私でもテンションが上がるくらいですから、ましてや小さな子どもさんでしたら、きっとものすごく喜ばれる事でしょう。こういう細やかな気配りにもディズニーの精神が垣間見えます。
絶好の空き具合、興奮の前座ショー
今回も二階にあるオペラ席の中央を選んだのですが、なんと上映開始時間になっても観客はまばらな状態でした。この閑散具合はチケットを買った際からなんとなく予想していたのですが、もはやほぼ貸切といった状態で隣の席までちゃっかり足が伸ばせるほどでした。
広大かつ最高のシアターでの上映初日にして計20人ほどしかお客さんがいないとは、流石にこの時間は普通の人には早すぎたようです。
人気ある映画の公開初日にもかかわらず、しかもハリウッドの映画館がここまで空いているという状況は今後なかなか巡り会えないのではないかなと思います。
ちなみになぜ私がこのシアターを気に入っているかと言いますと、その理由の一つとして上映開始前のちょっとしたショーが挙げられます。いつもですとパイプオルガンの生演奏でディズニーゆかりの曲を楽しむ事ができるのですが、話題作が公開された直後では特別にその映画を題材としたミニショーが披露されるのです。
今回はライトセーバーのショーという事で、最初に流れるちょっとした広告映像が終わるや否や、壮大な音楽と照明で会場全体が彩られ、眠気も一気に吹っ飛び、気分の高揚を感じました。
人気の絶えぬ一方で変遷もまた然り
そして観終わっての簡単な感想ですが、ディズニーの傘下になったという事もあり、その影響をどこか強く感じさせる作品でした。ただ随所に過去の作品へのオマージュがあり往年のファンへの配慮を怠らない一方で、それでも別の独立した作品に仕上げていこうという舵取りがされているように感じました。
これまでのシリーズとは異なり、あらゆる箇所でコメディ調のシーンが増え、マーベル映画「アベンジャーズ」を観ているようでした。それが昔からのファンにとっては拒否反応を起こす事もあれば、逆に新しいファン層を取り込むきっかけにもなっているのかなと思います。
私はとにかく可愛らしいものが大好きなので、物語の途中で登場するペンギンのような動物がとても印象的で、彼らが今作で最も好きなキャラクターと言っても過言ではありません。
スターウォーズは今や一個の映画作品という価値を超え、もはや付加価値を持ったブランド化しつつあり、一種の行事と言いますか、単純に人々の評価対象となるのが映画自体の内容だけではなくなっている風潮があるので、鑑賞後にインターネット上で様々なレビューサイトをチェックしてみましたが、今回も初日からして大いな盛り上がりを見せているようです。
観終わって劇場の外に出ると、今回もまた館内の地下で撮影で使用されたコスチュームの展示が行われていたのでいつも通り欠かさず見て行きました。
こちらもがっつり空いていたので、おかげでゆっくり見て回る事ができました。
館内を出て帰る頃には外はすっかり明るくなっており、すっかりいつもの慌ただしい姿のハリウッドに戻っていましたが、なんと建物の外には長蛇の行列が出来ていました!
私が鑑賞した回には人気が全くなく、人気も下火気味なのかと心配していたのですが、全くの杞憂でした。
皆さん単純に早起きが苦手なだけのようです。いずれにせよ、コスプレをされている方もおり、多くの方が寒い中を外で長時間待ちながらも楽しそうに盛り上がっている姿を目にして、私も心なしかさらに気持ちが上向きになるのを感じました。
スターウォーズファンの皆さんは年を越される前にぜひ劇場まで足を運んで、スターウォーズの世界で今年を締めくくってみてはいかがでしょうか。